駿河湾と夕陽を見下ろす絶景!雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場
今回は、海沿いの高台にあり、駿河湾を見下ろす絶景が楽しめる、「雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場」を紹介します(2016年8月上旬訪問、3泊)。海に沈む夕陽、富士山の眺めも素晴らしいです。「名は体を表す」という言葉がぴったりな、いいネーミングのキャンプ場です。
目次
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場の基本情報
所在地 | 静岡県賀茂郡松崎町雲見字塩谷83-1 |
料金 | 3,000円(ハイシーズン 4,000円) 大人(高校生以上) 1,000円/日 中学生 700円/日 3歳~小学生 500円/日 |
予約方法 | インターネット |
標高 | 95~100m |
サイトタイプ | 砂利でかなり固い。区画サイト。 | |
サイト内の木 | 無し~まばら | |
オートサイト | ○ | 全サイト。駐車料金はなし。 |
電源サイト | ○ | 1,000円/日 |
入浴施設 | ○ | コインシャワー 無料、展望風呂 無料 展望風呂は6:40~10:45、13:00~22:00 |
炊事場の温水 | ○ | 12~3月 |
洗濯機 | ○ | 200円。乾燥機 300円/120分。 |
インターネットで予約できますが、サイトの指定はできません。チェックイン順に決まるので、なるべく早く着くようにしましょう。
サイトは、海側と内陸側に大きく二つに分かれています。内陸側は、石垣の段差の下なので、海が全く見えません。また海側サイトは、サイト内道路で海寄り/山寄りサイトに分かれています。海側サイトの海寄りが一番の狙い目です。
下の写真で、管理棟(ビニールハウスのような、6連のかまぼこ型の建物)と同じレベルにあるのが内陸側サイト、坂を上がった上段にあるのが海側サイトです。
キャンプ場と、この記事で紹介する海水浴場、日帰り温泉等の場所は、下のGoogleマップで確認してください。右上の□アイコンで「拡大地図を表示」すると詳しく見ることができます。
雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場のおすすめポイント
□高台からの眺望
何と言っても眺めがいい! このキャンプ場の一番の魅力です。国土地理院の地理院地図で調べると、海沿いのサイトは標高が90m以上あります。眺めがいいわけですね。
□星がよく見える
とても暗いので、本当に星がよく見えます。視力が0.3ほどの妻でも、天の川が楽々見えました。私が行ったことのあるキャンプ場の中で、一番暗かったです。
周辺に民家などの光源がほとんどありません。見える光と言ったら、お隣の雲見オートキャンプ場のランタンくらいです。伊豆半島のほぼ南の端の田舎だからかもしれません。国道とキャンプ場との間に山があるのも条件がいいのだと思います。
□シャワーが使い放題
コイン式で子供連れだと慌ただしくて気持ちが休まりませんが、ここでは無料、時間が気にならないので、ありがたかったです。加えて、脱衣所もシャワー室もとてもとても清潔です。
□展望風呂
更になんと、展望風呂があります。しかも無料。1回30分まで、という制限があるだけです。キャンプ場なのに、ゆったり湯舟に浸かれるのは最高です。キャンプのときは大抵、近くの日帰り温泉に行くので、家族全員だとそこそこの金額がかかりますし、移動時間も考えないといけませんが、ここではその心配がありません。
□水回りが清潔
飲み水を汲むとき、食器を洗うとき、とても気持ちよく使うことができました。ほとんどのキャンプ場って、ちょっと匂いがしたり、排水口に食べ物がたまっていたり、水回りに何かしら気になる汚さがあるんですよね。ここではそういったことが全くありませんでした。トイレも信じられないことに、全く匂いがしません。虫もいない、蜘蛛の巣もないのは感動ものでした。
注意ポイント
□サイトがものすごく硬い
自分史上ダントツで、一番地面が硬かったです。
上のサイトの写真を見ていただくと何となく想像していただけるかと思いますが、土の上に細かい砂利が撒かれた、昔の小学校のグラウンドのような状態です。ペグを半分ほど打ち込むと硬くなるキャンプ場はよくありますが、ここは打ち始めからガチガチに硬いです。ピンペグでは全く役に立ちません。鍛造ペグを用意しましょう。
ペグハンマーも、ヘッドが軽いものだと不安があります。ある程度重さがあるものがいいでしょう。私はいつも普通サイズの金槌を使っていますが、そのくらいの重さがあれば大丈夫です。
□強風に注意
眺めが一番いい海側サイトの海寄りですが、雨天時など風が強いときは注意が必要です。幾らか木が生えていますが、海からの風を遮るものがあまりありません。後述のようにサイトもかなり硬いので、20cmより長い鍛造ペグなど、細心の準備をしましょう。
付近の観光情報
岩地海水浴場
キャンプ場から一番近いのは雲見海水浴場ですが、二日目からはずっとこちらに行っていました。キャンプ場から5kmほどなので、車なら全く問題ありません。ビーチも雲見よりも広いです。
□暖を取れる
ビーチの真ん中に、舟をそのまま使った温泉がドドーンと構えていて、すぐに身体を暖められるのがポイント高いです。舟は20人ほどが入れる大きさです。
海でもプールでも、一時間ほどもすると、「身体が冷えたから」と言って妻がギブアップし、そこからは私ひとりで子供二人の相手をするのが常ですが、温泉のおかげで、妻も最後まで頑張ってくれました。
□熱帯魚が見られる
沖合い50mほどに、5m四方ほどでしょうか、フロートがひとつ浮いています。元々は、そこから海に飛び込んで遊ぶためのものでしょうが、フロートの下に色鮮やかな熱帯魚が集まっていて、簡単に鑑賞することができます。蹴伸びができる程度の泳力の7歳女児でも、浮きを付ければ、ひとりでフロートまで行けました。
沢田公園露天風呂
堂ヶ島の近くなので、キャンプ場から15kmほどあります。ここも高台にあるので、眺めが素晴らしく、オススメです。お風呂自体は小ぢんまりしていますが、そんなことは全く気にならないくらい気持ちのいい眺めです。
駐車場と受付があるところから、階段で結構登ります。上の写真で見える高低差の5倍ほどあります。国土地理院の地理院地図で見ると、標高28mです。
上の写真で見える小屋が脱衣所、板で囲まれているのがお風呂です。手前が男湯、奥が女湯です。
お風呂が南南西に向いていて、その向きに開けているので、行くとしたら、15時とかそれよりも遅い時間帯がいいと思います。日没を見られない時間帯でも、太陽が反射してキラキラ輝く海が美しいです。
体は洗えません。湯舟の手前にあるスペースも、柵手前と同じくらいです。
千貫門ビーチ
子供でもシュノーケリングができます。駐車場はありません。雲見海岸の駐車場を利用すると一番安心ですが、400mほどとちょっと遠いです。集落から先の海までの路が険しいアップダウンなので、シュノーケリングの荷物を持って行くなら、有料でも近くの駐車場の方がよさそうです。温泉宿「大漁」さんの駐車場が一番近いです(利用時は090-1568-6859に連絡)。
(2020年8月更新)2020年7月の豪雨で土砂崩れが発生し、千貫門への遊歩道が全面通行止めとなり、2021年9月時点でも復旧の目途が立っていません。最新の情報は松崎町のホームページ(トップページ ⇒ イベント情報)で確認してください。