南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 各サイトからの眺望を動画でチェック!

2022年11月23日

今回は、太平洋を望む雄大な景色が楽しめる「南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場」を紹介します(2021年8月,2022年8月訪問)。このキャンプ場の最大の魅力は、すべてのサイトから美しい海を見渡せることです。せっかくなので少しでも眺めのいいサイトを選びたいですが、公式サイトでは写真で紹介されており、比較が難しかったので、動画で紹介しています。

もうひとつの魅力は、静かで落ち着いた雰囲気のキャンプ場だということです。グループキャンプが禁止されていること、また、予約時の確認事項が多く、客層がある程度絞られているからなのでは、と推測しています。今回は、昼間は海に出掛けて終わってしまいましたが、再訪して天気がよければ、キャンプ場に残って、カクテルを飲みつつゆったりと過ごしてみてもいいかも、と思いました。

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場G4サイトから太平洋を望む

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場の基本情報

所在地静岡県賀茂郡南伊豆町伊浜2222
料金4,400~6,600円(ハイシーズン 5,500~7,700円)
大人(中学生以上) 770円/日 3歳~小学生 440円/日
駐車料金 1,100円/日
予約方法インターネット
標高250~280m
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場の基本情報
サイトタイプ砂利で固い。サイトの端の方が一部芝。
区画サイト。
サイト内の木無し~まばら。D1,D3サイトのみ木が多い。
オートサイト全サイト(B5サイトを除く)。1,100円/日。
電源サイト電源コードをレンタルする方式。1,100円/日。
入浴施設コインシャワー 3分100円。ボタンで一時停止可。
コイン式のドライヤーもあり。
炊事場の温水一ヶ所のみ
洗濯機200円。乾燥機はなし。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場の施設情報
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場の管理棟
管理棟と売店

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場のおすすめポイント

海への眺めがよい(動画で紹介)

海側を向いた斜面にあるキャンプ場で、すべてのサイトから海を見下ろす素晴らしい眺めを楽しむことができます。海までは800mほどあって近くはないですが、夜は波のザザーン、という音が聞こえて来ます。漁船の明かりもよく見えます。

海への眺めに重点を置いて、全サイトの特徴を紹介します。動画が無いテントサイトもありますが、近くのサイトの動画でかなりの部分を把握していただけると思います。

サイト独立性制限動画
A188m2。海に向かって遮るものがありません。公式のマップでは
海側にA2サイトがあるように見えますが、大丈夫です。
低学年以下NG
A2105m2。海に向かって遮るものがありません。低学年以下NG
B1124m2。Aサイトとは段差があり、海への見通しはいいです。お子様OK
B3112m2。Aサイトとは段差があり、海への見通しはいいです。お子様OK
B487m2。細長い小さめのサイトです。
普通の大きさのテントだと
ペグを打つスペースが足りません。
低学年以下NG
B531m2。ソロキャン専用の小さいサイトです。
車はE1サイト上に止めるので、ちょっと距離があります。
海に向かって遮るものがありません。
ソロキャン専用
C1131m2。A,Bサイトとは段差があり、海への見通しはいいです。お子様OK
C3107m2。公式のマップでは海側にC1サイトがあるように
見えますが、大丈夫です。
お子様OK
C4117m2。公式のマップでは海側にC1,C3があるように
見えますが、大丈夫です。
お子様OK
C590m2。海方向に展望台とC1,C3サイトがあり、
海への見通しはよくありません。
お子様OK
D1147m2。海への視界でCサイトが少し気になります。
木でサイト全体が日陰になります(G1の動画参照)。
お子様OK
D3116m2。海に向かってはCサイトがちょっと視界に被ります。
木でサイト全体が日陰になります(G1の動画参照)。
お子様OK
E1126m2。E9サイトとは段差があり、海への見通しはいいです。お子様OK
E2104m2。E8,E1サイトのテントが多少気になります。
A2,B1サイトより右側の海は見えません。
お子様OK
E3107m2。E2サイトのテントはかなり視界に被って来ます。
A2,B1サイトより右側の海は見えません。
お子様OK
E483m2。E1サイトと二本の木で、海への視界は少な目です。お子様OK
E5112m2。E4,B5用の車が視界にかかります。
A2サイト方向の海はほとんど見えません。
B1サイトより右側の海は見えません。
お子様OK
E6182m2。E3,E4から高低差があり、海への見通しはいいです。
管理棟周りの人通りは多いですが、
サイトの入り口を車で塞ぐので、あまり気になりません。
お子様OK
E765m2。小さめのサイトです。車を横付けできないので、
キャンプ場入り口の駐車場から荷物を運びことになります。
一番低いところにあり、国道の電線が視界にかかります。
お子様OK
E8100m2。E1,E2サイトが近く、独立性は低いと思います。
E3の動画参照)
冬季のみ夕陽が見えます。
お子様OK
E9147m2。ドッグフリーサイトです。冬季のみ夕陽が見えます。お子様OK
G198m2。電柱とD3サイトの木が少し海にかかります。お子様OK
G282m2。しいの木やまと電柱が少し海にかかります。お子様OK
G367m2。柵なし。冬季のみ夕陽が見えます。低学年以下NG
G445m2。小さめのサイトです。
駐車スペースからサイトまで1mほどの段差があります。
低学年以下NG
G561m2+24m2。小さめのサイトだったのが、
2022年からウッドデッキができて、一気に広くなりました。
同時に子供の利用に対する制限が厳しくなりました。
個人的にはG6サイト(上)からの視線がちょっと気になります。
お子様OK
小学生NG
G683m2。G5サイトが隣接していますが、段差があり独立性が高いです。お子様OK
G773m2。駐車スペースからサイトまで階段を60段登ります。
唯一土のサイトです。冬季のみ夕陽が見えます。
低学年以下NG
各サイトの特徴まとめ

サイトの配置は、公式ページのマップを参照してください。下の図とともに、青・黒・赤のエリアごとに、分かり易く説明されています。

サイトの配置(出典:南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場

A、B、C、Dサイト全体について

A – Bサイト間、B – Cサイト間は、高低差が充分にあることと、段を上がって行くに従って、サイトの位置が海に向かって右へ右へとずれて行くので、海側のサイトがあまり視界を遮らない作りになっています。また、Aサイト、Bサイトはお隣さんが1サイトだけなので、プライベート性が高いです。

C – Dサイト間の高低差はあまりありません。また、C1、C3、C4、C5、D1、D3サイトはお互いに「お隣さんがいっぱい」という印象です。

全体的に海が見える視野角が広く、隅から隅まで望めます(C5、D1、D3サイトを除く)。

A1サイトからの眺め

88m2。低学年以下NG。

動画の初めでA2サイトの柵とテントが見えていますが、海に向かってはほどんど邪魔にならないのが分かります。足元に見えているブロックまではA2サイトなので、設営の仕方によっては気になりそうですが、恐らく皆さん海側にスペースを空けて設営するので、大丈夫でしょう。A2サイトとは違い、柵がありません。

A2サイトからの眺め

105m2。低学年以下NG。

一番海側のサイトなので、他のサイトなど、海に向かって遮るものがありません。柵があり、A1サイトと比べてしまうと、気になると言えば気になるかもしれません。小さなお子さんが居たら、柵があった方が安心です。

B1サイトからの眺め

124m2。お子様OK。

動画の初めで車が走っているのが、国道136号です。キャンプサイトから距離がありますし、照明灯が無く、交通量も少ないので、星の観測の邪魔にはなりません。

海側の一段下にA2サイト(この日は空き)と、A1サイトのテントが見えますが、あまり気になりません。動画の最後でお隣のB3サイトが見えます。

B3サイトからの眺め

112m2。お子様OK。

海への眺めはB1サイトとほぼ同じです。お隣のB1サイトと、一段下にA1サイトのテントが見えます。

B4サイトからの眺め

87m2。低学年以下NG。

動画の一番初めに一瞬映っているのが、B3サイトから下りてくるスロープです。続いてA1、A2サイトも見えますが、海への視界には一切被りません。

B5サイトからの眺め

31m2。ソロキャン専用サイト。

海側に遮るものは何もありません。動画の初めに見えるのは、A2サイトのテントとA1サイトに続く道です。独立性が高いのが分かります。背後には一段高くB3, B4サイトがありますが、間には茂みがあり、こちらも完全に独立しています。

公式サイトの写真だと広さが分かりにくいですが、ソロ用サイトとしては充分な広さがあります。

B5サイト

C1サイト

131m2。お子様OK。

動画はありません。B3サイトのテントが、海側の視界にちょっとかかります。

C3サイトからの眺め

107m2。お子様OK。

動画の初めに、C1サイトのチェア、B3サイトのテント、A2サイトのテントが見えています。海の左端を見ようとすると視界に入っては来ますが、眺望を遮る形にはなっていません。

C4サイトからの眺め

117m2。お子様OK。

動画の初めに、C1サイト、C3サイトが見えています。C3サイトが海への視界にちょっと被りそうですが、テント等は恐らく山側に寄って設営してくれることでしょう。

C5サイトからの眺め

90m2。お子様OK。

海側にB1サイト、展望台、C1、C3サイトがあり、海への眺望という点ではちょっと厳しいサイトです。

D1サイトからの眺め

147m2。お子様OK。

動画の初めに見えるのが、C1,C3,C4サイトです。海の左端を見ようとすると、視線にちょっとかかって来ます。公式サイトにある通り、電線が視界に入ります。それよりも、海に向かって右手に森が迫っており、海の右側への視界がなくなっています。海が見える視界の広さで言うと、A、B、Cサイトの方が上です。

2021年までは、サイト全体が木陰になっていたのですが、2022年に木がばっさり切られ、お昼までは木陰は一部だけになりそうです(G1の動画G4の動画参照)。

D3サイトからの眺め

116m2。お子様OK。

D1サイトよりも、C1、C3、C4サイトが気になってしまう位置関係にあります。電線が視界に入ります。D1サイトと比べて、海に向かって右手の森から距離があるので、海の右端まで見えています。

2021年までは、サイト全体が木陰になっていたのですが、2022年に木がばっさり切られ、お昼までは木陰は一部だけになりそうです(G1の動画G4の動画参照)。

Eサイト全体について

Eサイトは全体的に、サイト同士が近接しています。またキャンプ場の傾斜が7~9度と緩やかなので、海側に他のサイトがあると視界が遮られます。キャンプ場外縁の森(海に向かって左側)とA2サイト(右側)のせいで、海が見える視野角もちょっと狭くなっています。

プライベート性を求めるなら、GサイトかE6、A、Bサイトの方がいいです。

E1サイトからの眺め

126m2。お子様OK。

一段下のE9サイトは高低差があり、海にはかからないので気になりません。A2サイトがあるので、海に向かって右側の視界は少し狭くなっています。

E2サイトからの眺め

104m2。お子様OK。

動画の前半で見えるE8サイトは、テントを張る位置によっては少し気になりそうです。動画の最後に見えるE1サイトはほとんど気になりません。A2サイトがあるので、海に向かって右側の視界は少し狭くなっています。

E3サイトからの眺め

107m2。お子様OK。

動画では、E8に続き、E2とE1サイトのテントが見えて、ちょっとごちゃごちゃした印象です。E1、E2サイトではあまり気にならなかった、キャンプ場外縁の森(海に向かって左側)が、海にかかって来ています。A2サイト(右側)もあり、海が見える視野角が狭くなっています。

E4サイトからの眺め

83m2。お子様OK。

動画の初めに見えているのはE2,E8サイト(共に撤収済)で、続いてテントがあるのがE1サイトです。車が停まっているのが公式マップで「B5駐車スペース」とあるところ、その右手がE5サイトです。E3サイトよりは、海に向かって左手の森が気にならなくなりました。A2サイト・B1サイトのせいで、海の右側の視野角が狭くなっています。

E5サイトからの眺め

112m2。お子様OK。

海側の視界に被るのは、E1サイト、E4とB5の駐車スペース、A2サイト、B1サイトです。山側に奥まっていて、A、Bサイトに寄っている分、E1、E4サイトよりも、A2、B1サイトの影響を受けています。海が見える視野角は狭めです。

E6サイト

182m2。お子様OK。キャンピングカーOK。

動画はありません。E3、E4サイトとの高低差が充分あり、海への見通しはいいです。キャンプ場外縁の森で、海に向かって左側の視野角は狭いです。奥まった位置にあり、プライベート性が高いです。管理棟周りの人通りが多いですが、サイトの入り口を車で塞ぐ形になるので、それほど気にならないと思います。

E7サイトからの眺め

65m2。お子様OK。

キャンプ場の一番海側にあるので、海に向かって遮るものがありません。ただ、キャンプ場の上の方のサイトの方がやっぱり「見晴らしがいい!」感は高いです。

公式サイトの写真だと広さが分かりにくかったので、写真を撮って来ました。サイト入り口の草が生えているところが少し傾斜になっています。

E7サイト

E8サイトからの眺め

100m2。お子様OK。

一段下のE9サイトは高低差が充分あり、ほとんど気になりません。A2サイトに対して、サイトの位置が海側に出ているので、海に対する左右の視界も遮られなくなっています。ただ、やっぱりA、B、Cサイトの方が視界が開けた感じは高いです。

E9サイトからの眺め

147m2。お子様OK。

海側にE7サイトがあるはずですが、高低差があり、全く見えません。A2サイトも邪魔にはなっていません。キャンプ場の上の方のサイトの方が「見晴らしがいい!」感はアップしますが、E9サイトはドッグフリーサイトなので、目的が違いますね。サイトが木の柵で囲まれています。

G1サイトからの眺め

98m2。お子様OK。

公式サイトに「電柱・電線すこーし見えます」とありますが、三角屋根の小さな宿&レストラン「しいの木やま」と、D3サイトの木も気になります(ただし、この木は2022年に半分ほどになりました。G4の動画参照)。テントと車が並んでいるのは、左からC5,C1,C3,C4サイトです。

G2サイトからの眺め

82m2。お子様OK。

三角屋根の小さな宿&レストラン「しいの木やま」がちょっと気になります。G1サイトより一段高い分、Cサイト,Dサイトが遠ざかってあまり気にならなくなりました。D3サイトの木もあまり海にかからなくなりました(2022年に木が半分ほどに切られたので、ほぼ影響が無くなりました。G4の動画参照)。

G3サイトからの眺め

67m2。低学年以下NG。

G1,G2サイトより高いところにあるため、三角屋根の小さな宿&レストラン「しいの木やま」は海にかからなくなります。Dサイトの木の上から海が見えるようになります(2022年に木が半分ほどに切られたので、ほぼ影響が無くなりました。G4の動画参照)。

G4サイトからの眺め

45m2。お子様OK。

キャンプ場外縁の森で、海に向かって右側は一部見えなくなっています。Dサイトの木も海にかかっていたのですが、2022年に木がばっさり切られ、海がよく見えるようになりました。

Gサイトの中では狭めです。階段を上り切った先までは傾斜があり、活用できません。2ルームタイプのテントを、サイトの一番奥(ペグを打てるぎりぎりまで寄った位置)から張った状態で、残るスペースは下の写真くらいです。また、G5サイトのウッドデッキが駐車スペースの上にせり出していて、サイトに出入りするときに圧迫感を感じます。サイトに居る分には気になりません。

G4サイトの入り口部分

G5サイトからの眺め

85m2。小学生NG。

左下にG3サイトが見えますが、高低差が充分あってほとんど気になりませんし、海に向かっての視界にもかかっていません。動画の最後でトイレの建物の右に見えるのが、G4サイトの柵です。2022年からはウッドデッキで海側にせり出したので、更に全く気にならなくなりました。G4サイトよりは海に向かって左手にあるので、海の右側への視界が広くなっています。

61m2+24m2(ウッドデッキ分)。小さめのサイトだったのが、2022年からウッドデッキができて、一気に広くなりました。同時に、海側が鉄柵から低いベンチに変わったため、子供の利用に対する制限が厳しくなりました(小学生以下は利用不可)。他のGサイトと同じ料金というのが信じられないような、一番お勧めのサイトです。ウッドデッキ用のペグは無料で借りられます。

G5サイトに新しくできたウッドデッキ

G6サイトからの眺め

83m2。お子様OK。

G5サイトのすぐ隣りにありますが、充分な高低差があり、G5サイトのテントもほとんど気になりません。キャンプ場の右端なので、右側の視界が多少狭くなります。

G7サイトからの眺め

73m2。低学年以下NG。

一番奥まったところにあり、プライベート性が高いです。G6サイトのテントが見えますが、海には全くかかりません。キャンプ場外縁の森で、海に向かって右側は一部見えなくなっています。

駐車スペースへの入り口で、道路からぐっと傾斜がついているので、車高が低い車だと鼻先を擦りそうです。

駐車スペースからテントサイトまでは、階段を60段登ります。写真に写っているので凡そ40段です。設営、撤収にはちょっと覚悟が要りますね… 駐車スペースは階段下のすぐ右手ですが、茂みに隠れて見えなくなっています。テントと車が見えているのはG3サイトです。

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場 G7サイトへの階段
G7サイトの駐車スペースからサイトへの階段

静かに過ごせる

今まで凡そ40ヵ所のキャンプ場に行きましたが、一番静かに過ごせたキャンプ場でした。キャンプ滞在中は朝食後すぐに出掛けて夕方まで戻らないのが常ですが、このキャンプ場なら、「昼間からカクテル飲んでテントでゆっくりオシャレキャンプもいいな」と初めて思いました。「GAO CAFE」ではオシャレなカクテルも売っています。

何故静かだったのかを考えましたが、
・予約時の確認事項が多いこと
・料金設定が高めなこと
・グループ利用制限などのルールがよく守られて運営されていること
などの結果、マナーのよい利用者の割合が高くなっているのだと思います。

何か特に厳しく言われるということはありません。「21時~7時は静かにしてください」など、他のキャンプ場と同じようなルールの周知がチェックイン時にあるだけです。

キャッキャと大き目の声を上げて遊び回っている子供は居ました。それがうるさく感じられる方も居るとは思いますが、私はさほど気になりませんでした。やっぱりうるさいと感じるのは、夜遅くまで喋り続ける、朝早くからカチャカチャ音を立てる、といった「大人のマナー」が気になるときだと思うのです。ここではそういったことが一度もなかったので、「静かに過ごせたな」と感じました。

星がよく見える

周囲に集落があまりないので、星がよく見えます。訪問前は、国道136号からの明かりが気になっていましたが、照明灯が無い道路でしたし、夜は数分に一台通る程度の交通量なので、問題ありませんでした。B1サイトの動画を見ていただくと、国道から急斜面を登った上のキャンプ場なので、ヘッドライトの光もあまり飛んで来ない向きになっていることがお分かりいただけると思います。

管理棟付近から。20時頃。
管理棟付近から見上げたGサイト方向。23時頃。真っ暗です。

21時頃までは管理棟やコテージ、小さな宿&レストラン「しいの木やま」の照明があるので、本格的な観測をするなら、遅い時間帯からがいいです。ただ、この照明がある時間帯でも、天の川が余裕で見えました。写真ではあまりうまく撮れませんでしたが、肉眼だともっと美しく見えます。

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場から見た天の川

キャンプ場内には写真のようなランプが10個ほど点在しています。星の観察には邪魔だな、と思ったのですが、普段はスタッフが案内をしながら消してくれるそうです。私の2021年の滞在中はずっと雨だったため、そうした案内が無かったのでしょう。確かに、ランプ下の柱にスイッチが付いていました。

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場のランプ
キャンプ場内に点在するランプ

施設がキレイ

公式サイトはオシャレな作りですし、チェックイン時の注意事項の説明はなんと動画を見るスタイルです。あちらもこちらも、お金がかかっているな、という印象です。炊事場、トイレ、シャワー室、ごみ捨て場などの施設も、手入れが行き届いていて、清潔感がありました。

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場の炊事棟
炊事棟(左側のみ温水)

コインシャワーは、コインを入れる機械に付いているボタンを押すとシャワーを一時停止させることができて、時間を節約できます。このタイプは初めて見ました。髪の長い方がシャンプーするときなど、ちょっと嬉しいですね。

床が気持ち悪いとの口コミを見て、マットを持って行きました。確かに、脱衣エリアのマットが濡れていて、気持ち悪いと感じる方もいるかもしれませんが、それはどこのキャンプ場でも同じです。マットが新しかったし、私は特に気にならなかったので、持参したマットは使いませんでした。気になる方は、人工芝タイプのジョイントマットなどを持参すれば安心です。

南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場のコインシャワー
コインシャワーの脱衣所
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場のコインシャワー
コインシャワー

運営スタッフが親切

キャンプ場のスタッフが各サイトを回って、積極的に何度も声をかけてくれます。こんなことは経験したことがなかったので、印象的でした。内容はキャンプの初心者向けのことが多かったので、「ありがたい! 役に立った!」と思ったことは少なかったですが、気分はいいですよね。口コミにあった「親切」はこれか、と思いました。

低気圧接近前に「もうすぐ風が強くなり始めますよ」と案内しつつ、ペグの打ち方をチェックしてくれたり、雨撤収中にブロワーを持って来て、テントの雨水を吹き飛ばしてくれたりと、初めてのことが幾つもありました。

口コミにマイナスのことも色々と書かれていますが、私が滞在している間は、違和感を感じるようなことは特にありませんでした。

なお、17時にはスタッフは誰も居なくなるのかと思っていましたが、21時頃までは二人ほど残っていたと思います。管理棟に詰めている感じではなく、何かしらずっと作業をして動き回っている様子だったので、あまり時間は取ってもらえないかもしれませんが、キャンプ初心者でもそんなに心配しなくてもいいかもしれません。

注意点

サイトが固い

サイトが砂利で固く、ペグ打ちに苦労します。鍛造ペグと、ヘッドが大き目のペグハンマーがあるといいです。

強風の恐れ

Aサイト、Bサイトなど、海側に遮るものがないところでは特に、風が強いときは注意が必要です。

私が訪れたときは、低気圧の影響で強風が吹いていました。E4サイトだったので、海からの風にもろに晒される位置ではなかったですが、「これはタープ張ったらやばいな」という風の強さでした。焚火も、見たことがないようなサイズの火の粉が他のサイトまで飛んで行ってしまい、慌てて消しました。

ネットで検索すると、テントが破壊された方もいらっしゃるようです。ただその方は自己判断で宿泊されたようです。強風が予測されるときは、前もってキャンプ場から案内メールが届きますし、天候が原因ということで、無料でキャンセルもできるようです。こういった点でも、対応がしっかりしたキャンプ場という印象です。

場内の道路

キャンプ場上部のGサイト(青色エリア)は、道路の傾斜が12~14度ときついのに加え、道路もクネクネと曲がっている中で車庫入れ、方向転換をすることになるので、注意が必要です。角度で言っても分かり難いですが、「Oリング模様があってもおかしくないな」というくらいの急坂です。

Gサイト(青色エリア)の道路

上の写真の一番下に見えるのがG2サイト、左の黒い車のところがG4サイト、ウッドデッキが見えるのがG5サイトです。G1~7すべて、帰るときにバックで坂を下りるのはほぼ不可能なので、方向転換をする必要があります。とは言え運転一年目とかでなければ、それほど難しくはないと思います。

ただ、運転に不安を感じる方でも、コテージ、しいの木やま横に、傾斜の緩い直線道路の駐車スペースがあるので、安心です。下の写真で「しいの木やま」奥を右に曲がったところが駐車スペースです。その代わり、テントサイトまで荷物を運び上げることにはなります。

展望台から見上げたGサイト(青色エリア)

一方でA~Eサイト(黒色エリア、赤色エリア)は、傾斜が7~9度と緩やかですし、メインの通りから一回曲がるだけなので、問題なく車庫入れできると思います。方向転換も、サイト内や傾斜が緩く広いメイン通りでできるので、問題ありません。

時間に注意

チェックインは17時まで、車で外出できるのは19時までです。19時を過ぎてしまうと、キャンプ場入り口(E7サイト下)に車を停めなければならず、ちょっと歩きます。

一度、チェックインが時間ぎりぎりになってしまったので、夕食の買い出しに寄らずにチェックインし、後から松崎町まで買い出しに行ったときがあったのですが、19時ぎりぎりでした。

買い出しができる松崎町までは、順調に行って車で20分、下賀茂エリアまで30分かかります。追い越しできない道路ばかりなので、トラックなどで詰まると更に時間がかかります。早めの移動をお勧めします。

トイレの匂い

夏の暑い時期だと、トイレ近くのサイトでは、浄化槽からの匂いが気になるようです。私が訪れたときは、8月でしたが、ずっと雨で気温も低かったせいか、全く気になりませんでした。

買い出し、日帰り温泉など

BBQ用のお肉や魚介類の買い出しに便利なスーパー、日帰り温泉、コインランドリー、ガソリンスタンドについては、南伊豆町のキャンプ場と買い出し、日帰り温泉まとめを参照してください。

新型コロナウィルス感染症への対応

私が訪れたときは、静岡県はまん延防止等重点措置の期間中でしたが、県外在住者でも宿泊できました(品川ナンバーの車についてもコメントなし)。チェックイン時は管理棟横に車を止めて、声がかかるまで待機します。車を降りて管理棟前に移動後、消毒、検温、簡単な説明があります。

2021年8月20日~9月12日の静岡県の緊急事態宣言下では、
・前日に体調についてのアンケートに回答
・発熱や咳などの症状がある場合は来場を控える
・自宅からキャンプ場までは不要不急な立ち寄りを控える
・滞在中の外出を控える
などのルール/お願いがあり、県外在住者への制約も無いと思われますが、最新の情報は公式サイトの「新型コロナウィルス感染症感染拡大防止に伴う営業方針」を確認してください。