日本海と夕陽を望む絶景! 和島オートキャンプ場は24番サイトが一番!

2021年8月6日

今回は、新潟県長岡市にある「和島オートキャンプ場」を紹介します(2015年7月下旬訪問、4泊)。日本海に面した高台にあり、海までの距離はわずか200m、日本海とそこに沈む夕陽を見下ろす絶景が楽しめるキャンプ場です。

和島オートキャンプ場の基本情報

所在地新潟県長岡市両高1番地
料金3,000~6,000円(ハイシーズン 4,000~7,000円)
一般・高校生:400円/日 小中学生:200円/日
予約方法インターネット,電話 0258-74-3010
標高35~65m
表1:和島オートキャンプ場の基本情報

キャンプ場の場所は下のGoogleマップで確認してください。右上の□アイコンで「拡大地図を表示」すると詳しく見ることができます。記事の後半で紹介する付近の海水浴場、スーパー、日帰り温泉もマップから確認できます。

サイトタイプ芝。区画サイト。
サイト内の木A区画:まばら B, C区画:なし
オートサイト全サイト。無料。
電源サイトA区画のみ。無料。
入浴施設コインシャワー 200円。A区画とB区画。
炊事場の温水A区画、B区画
洗濯機200円。乾燥機 100円。
表2:和島オートキャンプ場の施設情報

乾燥機があり、コインランドリーまで出掛ける必要がないのは嬉しいです。3泊以上の連泊だったり、雨が降る日があると、どうしても洗濯をしたくなります。ただ、トイレの浄化槽からの匂いがあり、洗濯物への匂い移りが気になります。この排気の流れが改善されることを期待します。

新型コロナウィルス感染症への対応

2021年8月末現在、新潟県には緊急事態宣言、まん延防止等重点措置ともに発出されておらず、和島オートキャンプ場は平常通りオープンしています。公式サイトに新型コロナウィルスに関連した利用ガイドラインはありますので、予約、訪問前に確認しましょう。

和島オートキャンプ場でおススメのサイト

和島オートキャンプ場24番サイトから見る夕日
写真1:和島オートキャンプ場 A-24サイトから見る夕日

和島オートキャンプ場は、日本海とそこに沈む夕陽を見下ろす絶景が人気です。このため口コミも多く、ちょっと調べれば、どのサイトからの眺めがいいのかもすぐにわかります。大体皆さん、A区画の23、24番サイトを(一部の方は22番サイトまで)勧められています。

私の考えでは、一番いいのは24番サイトだと思います。次いで23番、25番の順です。3時過ぎには海水浴、買い出しから帰ってビールを飲み始めますので、夕暮れ時に海に向かって椅子を並べて景色を眺めるひとときが最重要ポイントと考え、サイトを比較したのが表3です。

サイト評価サイトから見た
海の方向
海への(上下の)視界の広さ
その他の要素
A-22横向き海側を見たとき、間にA-23サイトがある
A-23☆☆24番より斜めサイトの海側の木が低い分、
海への視界が24番サイトより上下に広い。
日没への視界も余裕がある。
A-24☆☆☆ほぼ正面サイトの海側の木が少し高く、
海面が見える面積は23番サイトより少ない。
サイトの右端に居ると、夏は日没が木に隠れる。
A-25ほぼ正面サイトの海側の木が更に高く、海への視界が狭い。
夏は日没が木に隠れる。
サイトの海に向かって右手が上り斜面になっており
タープを張るときなどサイトの自由度が下がる。
表3:A区画の22~25番サイトの比較

キャンプ場のマップはデフォルメされており、上の表の内容が分かり難いので、形や方角を正確に描き直したのが下の図です(上が北)。「海岸線の向き」は、向きだけを見てください。実際の海岸線までは200m離れています(図では15m~30mほど)。A-24, A-25サイトが海を眺めるのにいい向きになっていることが分かります。

和島オートキャンプ場 A-22~25サイトの配置
図1:A-22~25サイトのマップ

※ 図1のマップは、下記の著作物を改変して利用しています。
【オープンデータ】地理情報(GIS)航空写真、長岡市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示4.0国際

一番利用者が多いと思われる8月中旬の日没の方角は、図1の夏至のときよりも12度ほど南に下がります。写真1の日没の方角と比べると、左に9度ズレたところです。写真だと全く分かりませんが、肉眼だと太陽のすぐ右に佐渡島もよく見えました。地図で確認したところ、佐渡島は、写真1のちょうど日没の方角から、右に20度に渡って見えるようです。腕を伸ばして手を目いっぱい広げた、親指の先から小指の先までの大きさです。

図1の「海への視界を遮る森」は、写真1で柵の向こうに見えている木です。A-25サイト前が一番高く、水平線が隠れそうな高さです。これがA-23サイトに向かって徐々に低くなって行き、海が見える面積が広くなって行きます。

キャンプ場内には展望台もあり、海側の視界を遮る樹もないので、A-24, A-23サイト同様素晴らしい眺めを楽しむことができます。ただテントサイトのようなプライベート感はないし、ゆっくりと寛ぐことはできませんね。いいサイトが取れれば一番です。

それから、表3に挙げた4サイトの中では、A-25だけは片側が40度くらいの上り斜面になっています。他は隣もテントサイトなので、完全にフラットで、サイトの面積をフルに使えます。

人気のサイトは予約も大変

予約は電話で申し込みますが、希望のサイトが予約できるか、皆さん気になると思います。私も、夏休み期間だったので、希望のサイトはまず取れないだろうなと思っていました。実際、朝イチからずっと電話して、半日後に繋がったらもういっぱい… ということ、ありますよね。

でもまだ7月だったためか、意外とあっさり取れました。申し込み開始日の朝に電話したところ、一回で繋がりましたし、4連泊でしたが、すべて第一希望の24番サイトが取れました。人気サイトに限っては連泊制限もあるかも?とまで考えていましたが、それもありませんでした。

拍子抜けしながらも、リピートも考えていたので、ハイシーズンの混雑状況を聞いてみました。やはり人気のサイトはすぐに予約で埋まってしまうそうです。当日行ってみたら、サイトの埋まり具合は3分の1程度だったので、7月中ならまだ余裕があるようです。可能であれば、7月の利用も検討してみてください。

ところでこのキャンプ場は妻が見つけて来てくれて、私は予約の電話をしただけなんですが、キャンプの最終日、「こんなにいいキャンプ場取ってくれて、本当にありがとう」と、「今の結婚してから一番じゃなかったか?」というくらい心を込めて言ってもらえました。世のお父さん方、ポイントを稼ぐチャンスです! 頑張って予約してください。

(2021年更新)2021年4月1日からインターネット予約が始まりました。チェックインの2ヵ月前から申し込めます。

和島オートキャンプ場のおすすめポイント

□眺望

何よりも一番のポイントは、キャンプ場からの眺めが素晴らしいことです。高いところから見下ろすので、海の眺めの良さも5割アップです。国土地理院の地理院地図で見ると、標高は65mあります。日本海に沈む夕日も美しいです。

和島オートキャンプ場から見る夕日
写真2:和島オートキャンプ場から見る夕日

□燻製作り体験

管理棟で申し込んで、お肉のスモークを作る体験ができます。調理と焼くのも管理棟で行います。用意されたお肉を金串に通して、これも用意されたスモーク用の箱の中に吊るすだけなので、幼稚園児でも簡単にできます。
スモークとは言っても、大人味というわけではなく、子供でも普通に食べられる味です。いつもキャンプで食べているBBQのお肉とはひと味違って、子供達(小学校4年、年長)も喜んで食べていました。

ホームセンターなどで売っている段ボール製のスモークセットは2度試したことがあったのですが、そんなに味が変わり映えせず、その後リピートしていません。ここで使うのはシルバーで箱型の燻製器です。とても美味しかったです。

□虫取り(セミ)

とにかくセミがたくさん居ます。森まで探しに行かなくても、テントサイトにポツポツと生えている木にも十~二十匹ずつ止まっています。失敗して逃げられても、隣りの木を見ればまた居ます。1分で1匹くらいのペースで捕れるのではないでしょうか。

また、見かけるセミの種類の比率が、私の感覚とはかなり違っていました。ニイニイゼミ7、ツクツクボウシ5、アブラゼミ2、ミンミンゼミ1くらいだったでしょうか。普通は8~9割がアブラゼミだと思うので、ツクツクボウシがバンバン採れるのは楽しいです。でも余りに入れ食い状態で簡単に捕れてしまうので、大人的には一日目で飽きてしまいます。

A区画のテントサイトと釣り場との間にしっかりとした森があるので、カブトムシ、クワガタにも期待したのですが、どういうわけか一匹もいませんでした。バナナトラップを設置ずれば、集められるかもしれません。今回私は用意をしていなかったので、試すことができませんでした。

キャンプ場そばの海水浴に行くのは車がおススメ

キャンプ場のすぐ下に落水海水浴場がありますが、子供連れの場合は特に、海岸の駐車場まで車で行った方がいいと思います。

私は初日に歩きで行ったのですが、帰りの登りがキツイです。道のりは300mほどしかないですが、何しろ標高差が65mもあります。また海風(陸風)がかなり強く、突風が吹くと大人でも身体が持って行かれそうになるほどです。子供と一緒の海水浴は、フロート、クーラーボックス、日よけのテント…と荷物が多いですからね。おまけに帰りに疲れた眠いと子供が愚図ったら… 確実に詰みます。

それから、海沿いの国道402号線を必ず渡ることになりますが、交通量はそれほどでもないものの、子供を連れていると、渡るのがちょっと怖かったです。

こうした理由で、車で行くことをお勧めします。
私の場合は、どのみち車で移動するから、ということで、結局この落水海水浴場に行ったのは初日だけ、あとのほとんどの日は石地海水浴場に行きました。

和島オートキャンプ場から近い海水浴場

キャンプ場から南北15kmほどの範囲で、海水浴場をリサーチして準備しました。新潟観光ナビの情報を元にまとめたのが下の表です。北から順に並べています。各海水浴場の場所は、この記事の冒頭のGoogleマップで確認してください。

海水浴場遠浅磯遊び駐車場海の家シャワー和島オートキャンプ場からの距離ほか
野積800台4軒温水16km。北側で磯遊び可
寺泊中央2870台1軒温水10km。波が穏やか
金山×150台1軒あり8km。透明度が高い。岩場あり。
郷本×50台1軒あり4km。岩場あり
落水×50台無し無し1km。
井鼻180台無し無し4km。
石地1000台 有料7軒温水11km。透明度が高い。北側に岩場。
表4:和島オートキャンプ場周辺の海水浴場(2021年3月更新)

□石地海水浴場

小さな子供連れの方には、私からはここをお勧めします。消波ブロックの配置のせいか、50mほど沖に行ってもまだ膝より浅いくらいの、極端な遠浅なところがあり、安心して遊べます。
場所を選べば、普通の海水浴場程度の波、深さのところもあるので、小学生でも遊べます。うちの子供(小学4年、年長)は連日ずっとボディーボードをやっていました。
上の表の中では、ここだけ駐車場が有料(1,000円)で、和島オートキャンプ場からも少し遠いのですが、それでも私としてはやっぱりここが一番でした。金山、郷本、井鼻海水浴場は行かなかったので分かりません。

□寺泊中央海水浴場

海水浴場としては普通で、特に印象に残ったことがありません。砂浜の奥行が長く、駐車場まで距離があるので、忘れ物をして車に二度戻ったのがちょっと大変でした。
海産物市場がすぐそばにあるので、大人にはそれが嬉しいです。夜のBBQは海鮮バージョンで決まりですね。うちではさざえ、はまぐり、イカを買いました。
飲食店もいっぱいあります。昼食は「海風亭寺泊日本海」で食べました。残念ながら写真が残っていなかったので、ネットで調べてみてください。

その他の情報

買い出し

場所はこの記事の冒頭のGoogleマップで確認してください。

□ひらせいホームセンター 食良品館 和島店
近いので連日ここに行っていました。お肉類の品揃えがちょっと少ないですが、子供連れには気になるほどではありません。値段がリーズナブルです。

□マルイ 寺泊店
値段はひらせいよりはちょっとしますが、お肉類が豊富です。また、魚市場にも寄れるので、少し遠いですが、大人グループにはこちらの方がいいかもしれません。

□魚の市場通り
寺泊港近くに「魚のアメ横」と呼ばれている海産物市場があり、鮮魚店などが11店舗固まっています。隣接して広い駐車場もあります。BBQ用の海産物はサザエ、ホタテ、イカ… と一通りのものが揃えられます。

日帰り温泉

すべて寺泊エリアにあります。場所はこの記事の冒頭のGoogleマップで確認してください。ホームページへのリンクもあります。

料金営業時間備考
寺泊きんぱちの湯大人 日祝日 700円、月~土 500円
小人(3歳~小学生)400円
10:00~21:00
9月は~20:00
最終受付は閉館30分前
定休日なし
寺泊温泉北新館大人 600円、小人 300円
温泉宿につき事前に問い合わせが必要
TEL 0258-75-2172
問合せ時に確認要タオル持参
弥彦温泉 さくらの湯大人 1,000円
小人(3歳~小学生) 570円
夜間割引 平日17時~ 600円/370円
10:00~21:00
最終入館 20:15
定休日なし
タオル、バスタオル、
館内着付き
夜間割では館内着なし